今回の目的であるホノルルセンチュリーライド 、大会当日です。
このイベントはレースではなく、センチュリー(100)マイルのサイクリング。
距離も25マイル、50マイル、75マイル、100マイルと参加者それぞれが自由に、その日のコンディションで選べます。数あるエイドステーションで折り返せる、とても気軽で楽しい大会で、世界中からサイクリストが集まってきます。中でも日本人はかなり多いですが。

100マイル、つまり160kmを走るため、スタートは早朝6:15。
私は4時から朝食を取り、5時すぎにはホテルを出てスタート地点であるカピオラニ公園へ。


日出前から参加者が集まり、空が明るくなってくるころには人だらけ(およそ1,500人くらいかな)。

セレモニーのあと、いよいよスタート。長い1日が始まります。

 

 

 


ますは、ダイヤモンドヘッドを回り込むように海沿いの道を登ります。
朝日に照らされた海面がとても美しく、最初の撮影ポイントに。

センチュリーライドの凄いところは、道路の1レーンを大会専用にしたり、交差点が赤信号でも警察官が車を止めて自転車優先で走らせてくれたりと、みなさんが大会に協力してくれていること。おかげで、ストレスなく快適な出だしです。
時折通り雨に降られましたが、それもご愛嬌な程度。


センチュリーライド名物のハートブレイクヒル。心臓破りの坂ですね(そのまんま!)
みなさん、結構辛そうな表情。でも足をつかない様に、必死です。



辛い登り坂を超えると、第1エイドステーションのサンディ・ビーチパークに到着。
二年ぶりの大会でしたが、エイドの内容がとても充実してます。これは嬉しい!
ボランティアの方々の笑顔にも、疲れが吹っ飛びます。
ここで折り返すと25マイルですが、この時点ではほとんどの人が次を目指します。


海沿いの絶景ルートから、いったん山手へ。すると先ほどの天気とは打って変わって、山の上には大きな雲が。
この道はいつもこんな感じで、個人的には恐竜が出てきてもおかしくないような、日本ではまずあり得ないスケールの大きさ。
かと思えば、すぐ住宅地に入ったりと、自然が近い島国だと改めて感じます。

第2エイドステーションはカイルア・インターミディエイト・スクール。
昔からシェイブアイス(かき氷)を提供してくれています。食べ過ぎでお腹を壊さぬ様に注意!
50マイルの折り返し地点なので、ここからは戻る方もチラホラと。
初心者にとってはちょうど良い距離だと思います。それでも80kmあるんですが、走りやすい道と、ハワイという高揚感もあって以外に走れちゃうそうです。今回、ほとんど初めてロードバイクに乗る様な女性も、レンタサイクルで参加し無事フィニッシュしました。


道幅が狭いところなどは、パイロンで車道を狭めて、往路復路のバイクレーンを確保。
本当にありがたいです。
ちなみに復路で、このパイロンを回収するトラックに遭遇。普通の速度域で走りながら、トラック荷台のスタッフが手を伸ばしてパイロンを掴み取っていくと言う神業。思わずブラボー!と。


75マイル折り返し地点の第3エイドステーション。ここの制限時間が実はカギ。それまでゆっくり走っていると、時間制限にひっかかってこれから先には進めません。
それにしても、アメリカだとピックアップトラックってほんまカッコいい。

ここからは海沿いを、快走。
左手には、ジュラシックパークなどの撮影で使われたクアロア・ランチなども。
海と緑に囲まれて走れるなんて、テンション上がらないわけがありません。

 

 

 

 



スワンジー・ビーチパークへ11時前に到着。まぁまぁのペース。
あとは帰るだけなので必然的に100マイル達成することになります。
各エイドでは、甘いものやフルーツ、スポーツドリンクだけだったので、ちょうど塩気が欲しいなぁと思ってた矢先・・・
なんとスパムむすびが!!! これは嬉しい。おもわず4個食べちゃいました。
昨日のブログでも書いてたシェアサイクル。これで100マイルに挑戦している女性が。プロモーションの様ですけど、アンビリーバボーです。

 

エネルギーもチャージできたところで、後半戦スタート。
海を見ながら走るのって、サイコーです。

 

 

 

 

 


第5エイドステーションのキー・プロジェクト。個人的にはここのもてなしがいつも一番好き。
年々日本語がうまくなるDJやボランティアの子供達が歓迎してくれます。
ここでしか食べられないスターフルーツも元気が出ます。

夫婦で仲良くタンデム自転車。
色々なスタイルがあるのも、またホノルルならでは。

 

 

 

 

眼下に海をのぞむ絶好のビューポイントなんですが、自動車道の長い登り。
サイクリストにとっては結構しんどいんです。

 

 

 

 

 

日本の様に二段階右折(右側通行なので左折ですが)の概念はないので、道路中央の左折レーンに並びます。

 

 

 

 

 


往路にも通ったカイルア・インターミディエイト・スクールまで戻ってきました。
午後から日差しがキツくなり、ボトルのドリンクはかなり少なくなっています。氷を入れてもらって、水やスポーツドリンクをしっかり補充。
さぁ、残り40km。頑張って走ろうと思ったら、一緒に走っている友人のタイヤにパンクが発覚。
幸いなことにエイドステーション内だったので、プロのメカニックサービスブースに持ち込み、対応してもらいました。
初心者や女性でも、安心して参加できるバックアップ体制です。

パンクがなかったかの様な走りっぷりww

 

 

 

 

 

高級住宅街であるハワイカイを抜け

 

 

 

 

 


最後のエイドステーション、ジェイムス。
なんと、アイスコーヒーがあるではないですか! 今日1日「苦味」のあるものを口にしてませんから、これまた嬉しい。ボトルに入れて持って帰りたくなるくらい。

朝の様な天気の崩れはどこへやら。
晴天のもと、残り20kmのラストスパートです。

 

 

嬉しい反面、もう終わっちゃうのかと思うと悲しくも。

 

 


そして16時過ぎ、約10時間かけて走った160kmの旅もフィニッシュ!
みなさん笑顔ですね。
中にはキッズバイクのトレイル24で完走していた男の子も。
さすがに100マイルは難しいですが、それでもチャレンジする姿勢が素晴らしい。
同じバイクはクロスビープランニング でもレンタルしていますので、ご興味のある親御さんはご相談くださいww


頑張ってくれた愛車のSUPERSIX EVOを完走賞をパシャリ。
フィニッシュゲートの向こうにはダイヤモンドヘッドが顔を覗かせています。

参加された皆様、大会関係者、ボランティアの方々、警察の方々など、お疲れ様でした。
ありがとうございます。
おかげさまでとても楽しく、発見のある1日になりました。

 

そう、今回は遊びに来たわけではありません。今後のための勉強と情報収集が目的です。
結果としては十分なモノを手に入れられたと思います。今後にご期待くださいませ。

 

ホテルに戻り、プールでクールダウンした後は

毎回必ず訪れる大好きなレストランSIDE STREET INNへ。
ここに来るための旅行だったと言っても過言ではない(さっきと言ってることが違う?)。

 

 

予約しておかないと、まずは入れない人気店。すべての料理が美味いんです。
特にフライドポークチョップとフライドライスは外せません。
今回初めて頼んだカラマリも、想像していたものより大きく、食べ応え抜群。
ここの料理は全てボリューミーなので、普通の感覚で頼むと、間違いなくドギーバックをお願いすることになります。

 

 

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