緊急事態宣言が出て休業していますが、外出自粛ということもあり事務所に引きこもり。
なぜか食生活は充実なので、運動不足がたたって体重も増加の一方。
このままじゃヤバいと、インドアトレーナーを引っ張り出してきました。
購入してから10年近く経ちますが、あんまり使っていなかったこともあり今でも快調。

インドアトレーナーは読んで字のごとく、室内で自転車トレーニングを行うためのものです。

 

 

 

室内だけでなく、レース時のウォームアップやクールダウンにも使われています。

ジムのエアロバイクと同様に、ペダルを回すと適度な負荷がかかるようになっています。

でもこれ、苦手なんですよね・・・・

なぜなら・・・

つまらない(;´д`)

外でのサイクリングのように風景も変わらず、ずっと同じ姿勢なので地味にシンドイ。
ストイックな方には問題ないんでしょうけど、私には無理。
30分もすれば飽きてきちゃう。

 

てな訳で始めることにしました。画面を見ながら走るバーチャルサイクリング。

色々なサービスがある中で、一番有名なのがZWIFT(ズイフト)。
ロンドンの市街から地下鉄ホーム、仮想の街や水中トンネルなど、バリエーション豊富なコースを画面上のアバター(分身)が走ってくれます。


ペダルを早く回せば早く、ゆっくり回せば遅く。上り坂では遅くなりますし、前方を走るサイクリストの後ろにつけば風の抵抗が減り、楽になる。そして周りを走るアバターも、世界中のサイクリスト。自分一人じゃないと思うと、負けてられないと頑張っちゃうんですよね。

新型コロナウイルスの影響で外を走ることができない今、ZWIFTにハマるサイクリストは日々増加中。ユーザー数は50万人を超え、24時間いつも誰かが走ってます。

どれくらいのサイクリストが走っているのか常時確認でき、この時は13,296人が参加中。

一人で走るだけでなく、友人やグループで一緒に走ることもできます。
レベル差があっても、ある程度遅れると自動パワーアシストで追いつけちゃう。
これはリアルサイクリングにはない便利な機能。

最近はZoom呑みなど、ビデオチャットを利用してワイワイするのが流行ってますが、ZWIFTしながらオンラインチャットもとても楽しいです。遠く離れた友達と一緒にサイクリングできるなんて、凄い時代になったもんです。


気軽にレース参加できるのもバーチャルならでは。落車に巻き込まれる危険性はゼロですからね。
同じレベル(パワーウェイトレシオ)でクラス分けされてるので、頑張れます。
一人だと間違いなく、途中で心折れてマス。

 

ZWIFTの楽しみ方は公式ホームページやいろんなサイトで紹介されているので、そちらも参考に。

このZWIFTに最適なトレーナーがスマートトレーナー(インタラクティブトレーナー)と言われる、通信機能を備えたもの。
ペダルの回転数やパワーをZWIFTに反映させ、そのデータをトレーナーでも受信します。
走行シチュエーションによって負荷が自動で変わるので、バーチャル感アップ!
中には、路面の振動や滑り具合を再現するものもや

斜度に応じて、自転車がアップダウンするものまで。

ただ一つだけ難点が・・・
おっ、お高い(T_T)
トレーナーだけで10〜20万円近くします。安いものでも5万円。

なのでZWIFTやってみたいけど「そこまでお金出せないわ」「すでに普通のトレーナー持ってるわ」って人も少なくないようです。
紹介しているブログも多くありますが、ほとんどがこれらのスマートトレーナー前提。
結論から言うと、この金額を出す価値は十分ありますけどww

ですので今回は「これだけでも遊べるよ」っていう例をご紹介します。

ZWIFTを始めるために必要な最低限の装備

1.トレーナー
2.センサー
3.端末(スマホ/タブレット/パソコン)

これだけあればOK。
あ、もちろん自転車もww

 

よく勘違いされるのがサイコン(サイクルコンピューター)なんですが、これは使いません。

1.クラシックトレーナー

通信機能を備えたスマートトレーナーに対し、普通のトレーナーをクラシックトレーナーと言います。

・後輪の車軸にスタンドを取り付ける固定ローラー

・実走行に近い感覚の三本ローラー

・固定ローラーと三本ローラーのイイトコ取りハイブリッドローラー

 

 

 

 

 

三本ローラーは固定されていないのでバランス感覚やペダリングのテクニックも磨けるのですが、その分難しい。
よって最初のオススメは固定ローラーです。

お値段もピンキリですが、負荷ユニットの静かさや調整機能などでも異なります。
入門向けモデルであれば、1.8〜2.8万円くらいです。
中古も比較的出回ってます。

ただ一つ注意すべきは、Zwiftに対応しているものを選ぶこと。理由は後ほど。

2.センサー

ZWIFTのアバターを走らせるために、走行データを送らねばなりません。そこで必要となるのが各種センサー。

【必須】
1A.パワーメーター、
1B.スピードセンサー、
4.スマートトレーナー、のいずれか。
【任意】
2. 心拍計
3. ケイデンスセンサー

1A.パワーメーター / 1B. スピードセンサー(必須)

普通ならスピードセンサーを取り付ければ速度はわかりますが、斜度などを考慮するとそのまま使えません。
よってZWIFTでは、ペダルを回す「パワー」を測定して使います。単位はW(ワット)。

多くのZWIFT紹介ページで「(単体でパワーを測れる)パワーメーター 」か「(パワーメーター内臓の)スマートトレーナー」が必須とされている理由です。
このパワーメーターがあれば、トレーナーはどんなものでもOK。クランク型、ペダル型、ホイール(ハブ)型などありますが、どれも5万円以上。決して手軽ではないです。

そこでZWIFTには、スピードセンサーの値を仮想パワーに変換するzPowerが用意されています。
各クラシックトレーナーの負荷はそれぞれなので、同じ力でペダルを踏んでも、スピード(後輪の回転速度)は異なります。
逆に言えば、同じスピードでもパワーは違う。
なので、この負荷ユニットごとの特性グラフがZWIFT内に用意され、このトレーナーでこのスピードなら、これくらいのパワーだな、と変換してくれるわけです。

ただタイヤの空気圧や、タイヤとローラーの摩擦、クランク回転数などでもバラツキが生じます。場合によっては実パワーの1.5倍くらいの値が表示されることも。
左のグラフ上がzPowerで、下がパワーメーターで測定したものです。
オレって意外に速いなー、と勘違いしちゃわないようにご注意をww

 

ZWIFT対応トレーナーのリストに掲載されていれば、zPowerを使えます。
名前や品番が違っても、負荷ユニットが同じであれば大丈夫です。

ちなみに私が使っているElite Crono Power Fluidは、ZWIFTのサポートページ「Eliteとの接続」によると、Elite Fluid Red Rollerが選択できるトレーナーとなっています。

と言うわけで、パワーメーターまで手が出ない方はスピードセンサーを用意しましょう。実売2〜5千円程度です。
チェーンステーに取り付けたセンサーでホイールのマグネットの回転数を測定するタイプと、ホイールハブに巻きつけるタイプがあり、最近は後者が一般的になりつつあります。心拍計やケイデンスセンサーとともに、サイクルコンピューター用にお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

通信形式はBluetooth(BLE)かANT+に対応している必要があります。どちらか、もしくは両方のマークがついていればOKです。
ANT+(アントプラス)は自転車などフィットネスで多く使われる規格で、安定性に優れています。逆にBluetoothは幅広いデバイスに接続できる、汎用性の高い規格です。

 

2.心拍計(任意)

なくてもZWIFTは利用できますが、あれば効率の良いトレーニングができます。
胸に巻くタイプが計測値も一番確実ですが、腕時計タイプのものも手軽です(一部使えない場合あり)。
これらもBluetooth(BLE)かANT+で接続します。

最近になって、Apple Watchも利用できるようになりました。

 

3.ケイデンスセンサー(任意)

クランク(ペダル)の回転数を測定します。
回転数はフィットネス効率にも影響しますので、心拍計とともに導入をオススメします。
ゆっくり大きな力で踏み続けると筋力アップになりますし、早く軽い力でペダルを回すとヒップアップにつながるなど、結果も変わってきます。

スピードセンサーと一体型になったタイプや、クランクに巻きつけるタイプがあります。
これらもBluetooth(BLE)かANT+で接続します。

 

4.スマートトレーナー

クラシックトレーナーの利用前提なので、今回は割愛します。

 

3.端末(スマホ / タブレット / パソコン)

ここ数年に発売されたスマホやタブレット(iOS/Android)、パソコン(Mac/Windows)であれば、ほぼZWIFTを動かすことができます。
通信ゲームのようなものですので、インターネット回線は必須です。
端末や回線速度によって、画面の解像度や再現性、スムーズさなど自動で最適化され、同じようにプレイすることができます。

2のセンサーとこれらを接続するには、前述の通りBluetooth(BLE)かANT+の通信規格を用います。

センサーと端末の接続方法 Bluetooth(BLE) ANT+
a スマホ(iOS/Android) ドングル必要
b タブレット(iOS/Android) ドングル必要
c パソコン(Windows) × ドングル必要
d パソコン(Mac) ドングル必要
e パソコン(Win/Mac)
+スマホ(iOS/Android)

ANT+規格のセンサーの場合専用のドングル(アンテナ)をセンサーの近くに設置します。
USBタイプで実売3〜7千円。

スマホ用のANT+ドングルは現在の流通が少なく高価なので、Bluetooth(BLE)のセンサーを買い足す方が安価です。

 

ほとんどの端末でBluetooth(BLE)センサーが接続可能ですが、c.パソコン(Windows)のみ直接接続できません。しかし安心してください。
パソコンと同じWi-FiネットワークのスマホにZWIFT Companionアプリ(青色アイコン)をインストールすることで、パソコンのZWIFTアプリがBluetooth(BLE)センサーを認識できます。

Macの場合はBluetooth(BLE)センサーを直接接続できますが、環境によってはタイムラグが大きくなります。その時はスマホ経由での接続もお試しあれ。

 

使う端末によって、見え方はかなり変わります。
ZWIFT Cmpanionアプリを使えば、手元でルートの確認やアクションの実行なども出来ます。

 

iPhoneX(5.8inch)の画面

iPad Pro(9.7inch)の画面

MacBook Pro(15inch)の画面

 

パソコン画面をテレビにつなげば、さらに大迫力。Remote Mouseアプリをインストールすれば、マウス操作も手元でOK。

 

スマホもタブレットもパソコンも持ってなーい、て方にはApple TV 4Kをテレビに接続すると言う方法も。実売2-2.5万円ほど。

 

 

 

 

 

 

で、結局いくら必要なの?

説明が長くなってしまいましたが、意外に手持ちの機材で始められそうじゃないですか?

すでにBluetooth対応センサーのサイクルコンピューターと、ZWIFT対応のクラシックトレーナーを持っている人は、スマホがあれば初期投資ゼロ! ZWIFTを始めない理由はないですよね。

どちらも持ってないと言う人でも、最低限必要なのはクラシックトレーナー(1.8万円)とスピードセンサー(2千円)。
合計予算約2万円!!

意外に安いでしょ。もちろん高いモデルに性能は劣りますけど、まずは初めてみるってのも良い選択かと。

あとは、暑さ対策の扇風機、フレームに汗が染み込まないためのタオル(ハンドルのステムやボトルケージのネジは汗で錆びやすいのでご注意)、振動対策のマット(フィットネスマットや銀マットでなど)、前後輪の高さを一緒にするために前輪に敷くブロック(木片や雑誌など)があれば完璧。専用品じゃなくても大丈夫です。

 

最後に一番大切なこと・・・

ZWIFTは利用料金が必要です。月額1,500円(税別)。
高いなぁと思うかもしれませんが、十分に価値ありますよ。
最初はお試し期間もあります。登録から7日間、そのあとは月25kmまで無料で走れます。

この間に続きそうかどうか、じっくり検討してみてください。
料金はひと月ごとで、休止しても走行データーなどは残っています。忙しくて走ることができない月などは休止して節約も良いですね。

 

皆様にとって素敵なZWIFT lifeとなりますように!

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